こないだのことが、ちょっと心に残ってるんです。

手仕事を、年配のT子さんと一緒にやっていたときのこと。
親しく楽しいおしゃべりになってきたんです。

時々聴き取れなくて聞き返し、口の動きを見てナントカ聴き取れて、また手仕事に戻って、という感じでした。

そのうち「だいたい、こんなような話らしいナ…」という感じでも「うん、うん♪」って相づち打ってしまうようになってきたんです。

仕事を終えて一人になったら、心にチョット残るものがありました、「あんな聞き方で良かったのかしら…」「もしかして、トンチンカンな反応をしたりもしたかも……」と。


こういうことって、私にはよくあるんです。

自分の心を探ってみると、いくつか無意識の思いがあったようです。
・できれば調子を合わせて楽しくやりたい
・一緒に笑ったり、共感したりしたい
・相手になるべく負担をかけたくない(言い直してもらうのは、どうしても、という場合だけにしたい)

特に、きちんと聴き取らなければ、という話題でもなかったし、彼女は私の難聴をよく理解してくれているし──、
楽しかったんだから良いじゃない〜と、自分の心を収めつつありますが。。