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29日のNスペ『あなたの笑顔を覚えていたい』を観た。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071029.html
まだ30代なのに、記憶障害のために、数分前のことも覚えていられない。
結婚して子どもができて、いま1歳。
番組は、この1年の試行錯誤の、貴重な記録です。
とても胸打たれて、HPから感想を送りました。
こんな文章です。
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『あなたの笑顔を…』拝見、感動しました。
わが子がどうして泣いているのか、記憶を重ねることが出来ないために、わからない。自分でなく、おばあちゃんになついてしまう。──これは辛いと思います。
どうしても過保護になってしまうことも。
でも、自分は覚えていなくても、子どもの方が、ちゃんと覚えていて「お母さん!」と来てくれる。
──胸打たれました。
また、楽しかったことも記憶できるようになってきたとか。こちらまで嬉しくなってきます。
私は難聴で、子どもの話があまり聴き取れません。ずいぶん情けない思いもしましたが、それでも私のことを「お母さん」と寄ってきてくれます。
様々な障害があると思いますが、
親子の情というのは、どんな状況になっても、消えることは無い。そう信じて、やれる限りのことをやっていけば良いんだと伝えてもらいました。
また、紀美さん・圭子さんは、日常のありのままの撮影を受け入れて下さって、感謝しています。
これからも頑張って下さい。
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きのうの午前中いっぱい、作業は、‘ゆで卵の殻むき’だった。
わたしの好きな作業。いつも自分から申し出る。
ツルンとむけるので気持ち良い〜。
ところが、、、
きのうの卵は、全て剥きにくかった。
(茹でる大きな機械が不調だった為か、
それとも卵のせいか…。)
とにかく160個。う〜ん。。
肩が凝ってくるので、時々体操しながら、
ほかの人にも加わってもらいながら、な ん と か 、やり終えた。
むきながら「坂本九ちゃんの顔、思い出すわぁ〜」
なんて おしゃべりしたり。。
22世紀くらいには、ゆで卵を、アッという間にむいてしまうような装置が、出来ないかしら…。
これまで、科学はビックリするほど、信じられないほど進んできたんだもの。
たとえば、電子レンジなんかも、
火が無いのに、加熱できるなんて、
あたしゃ未だにピンとこない。。 (^_^;
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ニュースや、解説を見ていると、
政治家というのは、まず国益や、自分たちにとって有利になるように、
それをまず第一に考えて判断したり行動しているらしい。
立派なことを言っていても、その裏には…、
ということが当たり前らしい。
会社や、様々な組織なども、そういうことが多い様子。。
次の世紀あたりでは、
自分の側のことばかりを優先させるような人や組織は、
「ナニ考えてるの!?」と、もう相手にされなくなるような、
そんな気風にならないかしら──。
自分にも良い、相手にも良い、
自分のところも繁栄し、地域も、世界も繁栄するように。
それで当たり前となるような、
それが常識となるような──。
わたしの夢は続いていくのです。 ^-^/~
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日常的に、仕事で掃除機を使っている。
最近買ってもらった掃除機が、使いにくいなぁ…って思っていたけど、
これまでの(自分の)観念を放せば、
それなりに使えることが分かってきた。
ヨシッ。
これでいける──。
いろんなことで、
わたしって、頭 堅いなぁ、って時々思う。。
でも、それだから、
「アッ〜!」と
発見・気づきもチョクチョクある。
可能性が広がっている、とも言えるよね。 (^-^*
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きのう、いつものように録画した
『ぼやき川柳』(総合TVの関西版)を見ていたら、
お便り紹介は、聞いたことあるような名前。
「大きなお耳のダンボさんからの──」
あら、私の!?
(ひと月前に)投稿したのが読まれてる!?!?
内容の中で、一番言いたかったのは、
●難聴なので、ラジオではとても聴き取れないけど、
こうしてTVで字幕になるので有り難い。
味わって楽しませてもらっています。
●佐藤アナは、抑揚がある話し方で、聴き取り易いです。
この2つ。
省略された部分もあるけど、
一番言いたかった上の2つのことは、ちゃんと紹介してくれた。
TVは、受身になりがちだけど、
こんな感じで、こちらの思ったまま伝えさせてもらって、
共につくっていく、より良くしていく、
という風になっていったらいいナ。
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このところmixiの『ろう者?聴者?No,I'm難聴者』というコミュの、
‘音楽について’というトピが賑わって(?)いる。
「難聴なのに音楽!?」という声もある。
そういう意見も、ごく自然。当然でしょう〜。
でも、私にとっては、
音楽って、なくてはならないもの。
これまで、ずいぶん癒され、支えてもらってきたし、
そしてこれからも、
そ・れ・な・り・に・楽しんでいきたい。
そんなこと、つらつら考えながら、月を見上げたりしている。
おとといは、十三夜だった。
十五夜と同様、月が美しく見えるという。
ところが、空はきれいに晴れているんだけど、
私の目は乱視。さらに近視、そして老眼も。
ちょっと欠けて楕円のような形のお月さまで、
さらに、乱視のために三重に見える。。。
それでも──、
お月さまは、輝いてるよねー。
美しく煌めいている。
ヘタながら一句浮かんできた。
ふたえ三重 ブレて煌めく 十三夜
ブレてしか見えない、
でも、ブレてるけど 見える、よねー。
煌々と輝きを放っていて、美しいよねー。
この目で、この耳で、
それなりに
そのまんま味わって、楽しんで──、
そんな風にやってきたい。
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ある親しい人から 可愛い本をプレゼントしてもらったんです。
タイトルは、
『「笑顔」と「ありがとう」の魔法』。
野坂礼子さんの文、江村信一さんの絵で、PHP研究所発行です。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31633926
全体、自分なりの読み方をした、って感じですが、
心がほわっと軽く、あったかい感じになりました。
私が特に心に沁みてきたのは、この一文。
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つらい出来事は、人の気持ちに敏感になって、人のやさしさがわかる体験です。人を愛せる自分に生まれ変わるチャンスです。心の根が深くなり、人生で本当に大切なことは何かがわかるのです。
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絵が、とっても可愛くて純粋。
この絵を眺めているだけでも、心が軽く優しくなれそうです。
子どもの頃、大人の会話を聞いていると、
よく「おかげさんで──」「おかげさん〜」って言ってました。
「おおきに」「ありがとさん」って。
静かな海に面した、小さな町(村)で、
みんな穏やかに微笑みあう人ばかりでした。
とても質素な暮らしだけど、みんなそうでした。
質素な暮らしで、どう心地よく暮らしていくか、味わっていくか、というのが基にあったようです。
それには、「笑顔」と「ありがとう」。
いつの時代も。
わたしも意識して練習していこうかしら──。