『DIFAR ボリビア プロジェクト』というNGOがあります。↓
http://ken-san.sub.jp/bolivia/archives/000117.html

私に、うまく説明ができるかしら…?という感じなんですが──。


ボリビアは、南米の、とても貧しい国。

友人の娘さんが、数年前に海外青年協力隊でこの国へ行ったことから繋がって、現在も現地で暮らし、現地の素敵な青年と結婚し、子どもも生まれて、現地に溶け込んで活動しておられます。


その活動の一つに、各家庭にトイレを作る、ということがあります。
現地では、これまで「そこらで」済ませてきたそうです。
そのために川の水が汚れたり。。。


このプロジェクトでは、
『エコサントイレ』といって、簡単にいえば、使用したらそのたびに、灰をひとつかみ入れると、良質の堆肥が出来るそうです。
その堆肥を畑に撒くと、良い土になり、とっても喜ばれています。


先日、その『ボリビア通信』が送られてきました。
「あっ…」と思ったところがあって、引用してみます。
(承認を戴きました。)

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トイレ建設のプロセスも4年目に入り、住民と農繁期との兼ね合いや、どこまで自助努力を引き出せるか、などのやり取りなども回を重ねる度に学ぶ事が多く、一回一回のプロセスを大切に次につなげて来た。

やはり、今までトイレがなかった生活から、用をトイレで足す、という生活に一変するというのは、思いのほか年配の人ほど適応しにくいようだ。というより適応する意欲が薄い。


また、「掃除」という事を一つとっても「掃除をしていない」というより「掃除の仕方を知らない」という家族もいる事に気がついた。


「どうしてトイレを掃除しないの?」と目くじらをたてていたが、ふと彼らの住む部屋を見ると トイレ以下の状況で、鶏や、猫や犬などが部屋に入りとても不衛生な状況。
こうなれば、一緒にトイレを通して掃除を覚えよう、ということで その家族の巡回指導は ひたすら掃除を一緒にする‥という事もあった。


上からの押し付けでなく、トイレの必要性を理解し、長く大切に使ってもらえるトイレづくりを これからも進めていきたい。

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〈海外援助〉というと、一般に、いわゆる 先進国 の価値観や文化などを、一方的に 教える という方向になっていくことが多いようですが、現地の人々にとっては 押し付け になってしまうこともあるようです。

この瀧本里子ちゃんたちのように、まず、理解しようとする、そして共にやっていく、この姿勢がとっても大切だと思いました。

そして、
このことは、自分の身近な様々なことにも通用することだと、
ハッと気づかされたのです。


──私だったら、一緒にお掃除する気持ちになれるかしら……?