今日は8月15日。終戦記念日ですね──。


私は戦後の生まれ。戦争を直接は知りません。


でも、小さい頃よく行った祖母の家の鴨居の上には、
昭和天皇皇后両陛下の写真の横に、
戦死した叔父の写真がありました。

子ども心に、よくわからないけど、
その写真の前に立つと、なにか厳かな気分になったものです。


家族のアルバムの中には、
父の軍服姿の写真があります。
(軍隊時代のことは、
あまり話はしてくれませんでしたが…。)



小さいとき、何度か、汽車に乗って
姫路に連れて行ってもらいました。
お城と、動物園・遊園地があるんです。


それは、とてもとても楽しみなことだったんですが、
姫路駅には、
傷痍軍人──手や足や目を無くされた兵隊さんが、
なんというか独特な服装で、
アコーデオンなど悲しげに演奏しておられて、
帽子などに小銭を入れてもらって頭を下げておられました。


なんだか、
とても寂しいような生き方をしている人もいるんだ…、
と思えてきて、こちらまで辛かったです。
とても切なかった。



二十歳前後には、春・夏・冬の休みのたびに、
バイトしました。
あるバイトでは、
棒状のアンテナにペンキを塗った製品を、検品する仕事。
(私って、こんな仕事、好きだな〜♪)
なぁんてやってたんですが、後で、
「あれは、ベトナム戦争に使うものだったらしい。」と聞き、
愕然としました。
知らないうちに、戦争の手伝いをしてしまった。。。。。



この頃の若い人たちの中には、
歌で平和を訴える活動をされている方も多いと聞き、
心強く思います。


そういう歌を聴くと、平和の大切さが
しみじみと感じられてきます。


自分には、
大きなことは何もできないけど、
まず、自分のことから。
身近な人と、心通わせて、
心豊かにいきたい。


それぞれが、自分に出来ることから広げていって、
対立も、憎み合いも、戦争も無い世界にしたいです──。


孫か ひ孫の時代くらいには、
「ねぇ、おばあちゃん、
昔は戦争みたいなこと、ほんとにやってたの?
人殺しじゃないー。」
などと言われるようにならないものでしょうか。。。