8月に入って、TVでは
『平和』とか『戦争』をテーマにした特集番組が多くなってきました。


この時期、いつも迷うんです。
見ようか、でも見たくない、怖ろしい、悲しくなる、でも、
見ておかなければ。。


で、きのうは、アニメ映画を観ました。
≪あした元気にな〜れ! 〜半分のさつまいも〜≫ ↓
http://cgi2.nhk.or.jp/feature/index.cgi?p=DjcACLcn&c=2


これは、原作者の海老名香葉子さんご本人の体験をもとに書かれたもの。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%80%81%E5%90%8D%E9%A6%99%E8%91%89%E5%AD%90


 少女、かよ子は、
 両親・祖母・兄2人・弟の6人を東京大空襲で亡くし、
 戦後の混乱のなか、おばさんの元で暮らすのだが、
 そのおばさんの意地悪なこと…。
 それに必死に耐える健気な かよ子。。


でも、おばさんを責めたり非難することは出来ない、
って思ったんです。
その時代背景を想うと、
わたしたちには想像を絶するような状況だったようですから。。


また、爆撃した米兵を非難することも出来ない。


悪いのは、戦争。
そういう戦争になっていった状況。
そういう状況にしていった、
わたしたち人間のエゴ──。


映画のラストが素晴らしかったです。


 絶望的になり、生きる望みもなにも失ってしまい
 雪の中でうずくまる かよ子のそばに、
 ある兵隊さんが心配して寄ってくる。


 彼は、家族を失い、希望を失くした身の上を話し、
 焼き芋ひとつ、かよ子に差し出す。


 かよ子は、それを半分にして、
 2人で分け合う。


 そのお芋の温かさと同時に、心の温かさを感じ、
 それぞれ、希望をもって歩き出す──。