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『キャンドルナイト』2日目は、
蝋燭を点けて、その灯を、何となく じーっと見つめてました。
風は無いようだけど、ゆらゆら ゆらゆら揺れるんですよね。
自分に感じられない程の風は あるのかな?
自分の息かな?
炎の中に、赤い部分と青い部分があるんですね。
キャンドルによって、その割合がちがう。
これって、なんでかしら…?
木をこすり合わせるとかして 火を発見した人間てすごいなぁ。
洞窟とかで、家族と火を囲んだのかなぁ。
どんな会話をしてたのかなぁ…。
それが、どれほど昔なのか知らないけど、
この先、何万年とか何億年とか先にも、
今みたいな生命体が存在してるかなぁ。
地球は、どうなってるのかなぁ。。。
考えても分からないことを、ぼうっと想うひと時も、
なんとなく良いもんですね。
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『100万人のキャンドルナイト』最終日。
ゆうべは、蝋燭の灯りのもとで音楽を聴きました。
ポピュラーなクラシック名曲集で、何度も聴いたものなんですが、
発見しました。
クラシックって、
蝋燭の灯りで聴くと、
しーっくりと自分に入ってくるんですね。
思うに、
バッハやモーツアルトの時代、
作曲するのに夜だったら、
蝋燭やランプの灯だったのではないでしょうか。
その雰囲気が、感じられるんですよ。
そういえば想い出しました。
若い頃、東京の中野に
「クラシック」という喫茶店があったんです。
中に入ると古風というだけでなく、
建物もテーブルも古いんです。
お店自体がクラシック。
でも、いつも繁盛してました。
そして間接照明で、ほの暗い。
レコードでクラシックがかかっていて、
時々針の音が混じるのも心地良い。
心がとても落ち着いて、居心地良くて、
休日には、よく一日中過ごしてましたね。