ゆうべ、ハイビジョンをプロジェクターで観ました(ウチの団体にあるんです)。
紅葉の絶景が、これでもかというくらい展開していく。
まるで自分が鳥、──鷹か鷲になったみたいです。

天空の旅人 紅葉列島を飛ぶ』という番組です。

モーターパラグライダー っていうのは、
燃料と、モーターと、扇風機のようなプロペラを背負って、
頭上高くに パラシュートを細長くしたようなのを付けて飛ぶんですよね。
胸に小型ハイビジョンカメラを付けて。


何1000mの山の上だって飛び越えちゃうし、高度1mで飛ぶことだって出来ちゃう。
だから、岸の林が鏡のように映る湖の、水面すれすれに飛んだり、
断崖絶壁にへばりついた樹々の紅葉に、さわれそうなくらい近づいて飛んでいくことだって出来ちゃう。

一人で観てたので、歓声は上げませんけど、
「うわぁ〜!」って、心の中で、何度叫んだことでしょう。 (笑


この多胡さんという方は、少年のように目が生き生きしておられる。

きれいな奥様が、こまごまとお世話してらして、わたしは、
(心配じゃないのかなぁ?)なんて思ってました。

感動的な紅葉が存分に撮れた朝、多胡さんは、燃料がなくなるまで(1時間何十分) 飛んで撮影してくれたんです。

着地したとき、駆け寄った奥さんは、「燃料ギリギリじゃない。」とピシャリ。

これは、心配だから、愛しているからこその、ひと言だ、って思いましたね。