きのう、町の手話サークルに行ってみた。このグループには初めて。
私以外の6人は、みんな聴こえる人だったけど、暖かく迎えて下さった。

テキストに沿って、そのDVD映像を見て、という勉強会だった。

DVDでは聾の人が手話で話す、それを読み取りながら、みんな「○○じゃない?」「△△かなぁ…」と口々に。
それを手話しながら言ってくれる人もいる。

私は、
・映像の手話は速いし、読み取れるのは、何分の一か、程度。
・みんなの声は、時々聴き取れる程度。
・目は、テキストを見て、みんなの口と手話を見て、と忙しく動いた。
こんな状態で、正直タイヘンだった。

そういう作業をしながら、心の中では、
(やっぱり、私は、サークルって難しい、ってことかな…。
 手話を個人で勉強する講座のDVDを買おうかなぁ、高いけど…。
 私みたいなのは、話したいときは、主にメールやFAXを使ってったらいいんだよね…。)
こんな思いがチラチラと顔をのぞかせて、同時に、
「ミチって、だいたいいつも諦めが早すぎるんだよ〜」という、もう一人の自分の声も聞こえてきたようだった。

1時間余りの勉強会が終わって、茶話会になった。いつもそうするのだという。
先生役の方が、「ミチさん、どうだったぁ?」と明るく訊ねて下さった。
ありのまんま話すと、これからの勉強法を、より良くしていく方向で、色んな意見が出された。
皆さんも、今のやり方は難しい、という。

あまりよく聴き取れなかったけれど、とにかく事実を観て、実際的に、もっと良い方法を見つけていこう、変えていこう、という方向性がハッキリ見えた。有り難かった。

だから、早々と諦めてしまわないで、応えていきたい。響き合っていきたい、って
今は思う。