miti32007-04-10

以前、吉田道昌さんのブログ ↓
http://d.hatena.ne.jp/michimasa1937/
で、
まど・みちおさんの『いわずにおれない』という本を紹介して戴きました。 ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086501015/mixi02-22/

インタビュー形式で、
まどさんの雰囲気や、お話のニュアンスそのまんま伝わってくるようです。


心がふるえるような素晴らしい詩も、たくさん載っています。


食い入るように2回読んで、
抜書きして入力したら、A4に3枚になりました。
これ、自分で大事に持ってるだけなら良いんでしょうけど、

こういう場で感想を書いたりすると、
貴重な、まどさんの繊細な感性が崩れてしまうような気がするんですが…。


まどさんは、もうビックリするくらい謙虚。

アリも、草も、ちっぽけな小石も、
自分と同じように愛おしむ。敬愛する。
自然に溶け込んで同化している、そのものになりきっている。


そして、インタビューをされた細貝さやかさんは、
『老いというマイナスとされているものの中にプラスを見いだす。面白がり、楽しむだけでなく、天の恵みとして受け止め、感謝する。──そうして一瞬一瞬を愛おしみながら、この人は毎日を過ごしているのだろう。』と表現しています。


まどさん『ボケてモタモタしとるっちゅうのも、そう悪くはないもんでね。さやわかな頭で書くのとは、また違った雰囲気の詩が生まれるんですよ。』


──ここで、ハッとしたんです。

自分は、あまり聞こえなくってモタモタする。
それに繋がってくることなのでは?

わたしが感じている「モタモタ」とは、また別の「モタモタ」があるのかも。
そんな立ち処を、探っていきたい、って思いました。