miti32006-10-19


写真は、近くのお寺の石仏。100体くらいでしょうか、道ばたにずらりと並んでるんです。一体一体ぜんぶ違う。
いつからそこに居られるのか、他はかなり風化してます。
草花やら、虫たちやらを、微笑んで見守ってくださってるんですね。

最近、ある身近な人と話してて、ちょっと気になったことがあったので、
あとで携帯メールしました。
そしたら、私が受け取ったのはどうもかなり違っていたらしいことが分かったんです。
真意を汲み取るって、むずかしい・・・。


私はドキュメンタリー番組をよく見るんですが、ちょっと考えされられる場面があったんです。
外国で子ども達が、ある厳しい訓練を受けて泣いて耐えている。
そこまでするの!?って思いました。

でも、ふと考えると、その場面は、カメラマンとか照明さんとか、たくさんの大人が、その子に注目して撮影してるんですよね。
その子は、どんなこと思ったでしょう…。

「こんなに厳しく訓練してる、っていうところを撮ってるんだろうな」とか
思ったかもしれない。
ふだんは「もっと上手くなりたい!」と、泣いたりしないで打ち込んでいた‘かも’しれないのに。
あの涙の何分の一かは、そういうところからきたもの‘かも’しれない。
なんとも分からないけど。

   ***

大災害とか難民キャンプで、よく泣いてる子どもの映像が映ります。
見てると、とっても胸が痛むんですが、
ちょっと考えてみると、日々の暮らしが辛くて、いつも泣けてくるのか、
それとも、その日は見知らぬ大人たちが、カメラを向けてきて、ビックリして泣いちゃった、
ってことも、もしかしたらあるかも…、って思うんです。

   ***

よくアフリカの大草原とかの空撮で、おびただしい数の野生動物が走っている映像がありますよね。
「すごいねぇ〜」って見るんですが、あれだって、
もしかしたら、ヘリコプターとか飛行機とかに驚いて(音がすごいでしょうし)、
恐怖にかられて逃げようとしているのかも。
もし、そうだとしたら、動物たちに、えらい迷惑をかけてしまっている。
本当に申し訳ないことです。

(最近は、フワリフワリと、音の無い飛行技術があるようで、そういうのが良いですねー。)

   ***

とにかく、ドキュメンタリー番組って、スタッフの意図したものが、大なり小なり含まれているでしょうし、
その当人(動物も)にとっては、非日常の状態なんだ、
ということを頭の片隅に置いて見ていきたいって、
改めて思ったことでした。