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きのうはね、幼児部の運動会だったんです。
いつもビデオで見せてもらうだけだけど、きのうは行って見せてもらった。
こじんまりしてて、平和で、あったかいひと時でした。
ユニークな‘競技’がいくつも用意されてて、例えば〝チャレンジ〟っていうのは何かしら?って思ってたら、
一人一人が、自分が出来るようになったことを披露するの。
ジャングルジムのてっぺんまで登って、得意満面の子。
滑り台に登って、喜々として うつ伏せで滑り降りてくる子。
鉄棒で前回りする子。
等など、一人ひとりの勇姿(?)に、思いっきり拍手しちゃいました。
〝リレー〟だったらね、
第一走者は、よちよち歩きの1歳の子。お姉さんに手を引いてもらって、2〜3m全力で歩いて、次の子にバトンを渡す。これは立派な一役です。惜しみない拍手!
全体で1時間くらい、楽しかった〜♪
ずうっと微笑ましくって、一人一人その子なりに思いっきりやったり、伸び伸びと楽しんだりしている様子に、
なんて素敵な社会でしょう、って思いましたね。
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自分は、先天性股関節脱臼だったせいか、どうか分からないけど、かけっこはビリしかなったことがないんです。
幼児の時から、短大卒業するまで。
一ぺんだけ、6人で走って5等だったことがある。それは、
5等が2人同時。私と、もう一人だったから。
つまり要するに、やっぱりビリってこと。
いつも速くて、テープを胸で切っている子がうらやましかった。
中学の時は、1・2・3等の子は、グランドの真ん中に残って、遅い子は、席に帰っていいよ、ってなってた。
ま、いいけどね、って感じだった。
徒競走は、背の高さでグループ分けされてたので、私の背くらいの子と走ると、いつもビリ。
だいぶ後になってから思ったんだけど、
同じくらいの速さの子同士で走れたらいいんじゃないかしら?
グループ分けがタイヘンになるかもしれないけど。
(そして、私よりも遅い子は、いなかったかもしれないけどね。)
運動会とか、体育の時間とか、憂鬱だった。
苦手意識とか、劣等感とかがつきまとった。
もっと運動が出来るように頑張るなんて意欲は湧かなかった。
(周りのせいにしちゃいけないけどね。)
これからの子どもたちには、
『自己最高』というところでやってほしい。
周りとの比較じゃなくって、自分のベストを尽くす。
チョッピリでも向上したら、
または、取り組む意欲が湧いたら、
しっかり認めたり、一緒に喜び合ったりしいたい。
それが、次への意欲に繋がっていくと思うんです──。